寄せ集めジャンプ陣奮闘「国家代表!?」
冬季五輪誘致のため、寄せ集めの素人ジャンプ競技チームが奮闘する韓国映画「国家代表!?」が各地で公開されている。主将を演じたのは、ハ・ジョンウ。本物の選手たちと合宿して、心身のトレーニングを積んだという。
ハが演じるボブは、元米アルペンスキージュニア代表だが、母を捜すため韓国に戻った。「五輪に出れば、母が捜しに来る」と言い含められた。ほかは、高校時代にスキー選手だったが、薬物使用でメダルを剥奪(はくだつ)されたフンチョル、そのスキー仲間で祖母と弟を養うチルグ、父が焼き肉店を営むジェボク。ジャンプは素人のパン・コーチは「金メダルを取れば兵役は免除される」と、彼らに約束する。選手たちは、ドイツでのW杯や長野冬季五輪を目指す。
「国家代表チームといっても、映画の設定は、誰でもなれるようなメンバーだ。ジャンプ競技のうまさより、演じる人物の感情を豊かに表現するよう心がけた」とハは語る。
ボブは、米国へ養子に出されたという役どころ。似たような境遇のカーレーサーがおり、その彼の心境を参考にしたという。「母を捜したいという、彼のその熱意に打たれ、演技に生かした」
ジャンプの場面では、スタートから飛び出す直前までと、着地後の体勢から俳優が演じた。飛行場面は本物の選手がスタントを務め、それらの映像をつないだ。助走や飛び出しの基本姿勢を保つため、ハら俳優も実際の選手らと合宿し、心身の訓練を積んだ。
「『今は、観客が下から選手を見上げているシーンだ』などと細かな場面の説明を受けながら演じたが、恐怖感があり、ジャンプ直前の顔は、ぎこちなかったと思う」
空中から観客や雪景を俯瞰(ふかん)する映像は、実際の大会で撮影したもの。CGを加えて、大会の熱気を再現したという。
「単なる国家代表の奮闘ではなく、誰も国家代表になり得るというところに重点が置かれた映画。役作りは、役への強い関心や情熱次第だと思う。演技の説得力は、情熱によって裏付けられる」と述べた。
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